漢検は文字が汚いと採点対象外になってしまうため、文字が汚い子には不利な検定です。
でも、致命的に文字が汚い息子でも、漢検CBTで受検したこともあり、無事に漢検3級に合格できました。
息子が受検した漢検3級の結果や漢検CBTがなぜ文字が汚い子に向いているのか、使ったテキストまで書いておきます。
汚文字息子の漢検3級の得点
漢検3級は中3相当の難易度で、200点中140点正解すると合格です。
- 合格点:140点/200点(7割)
- 息子 :178点/200点(8.8割)
- 結果 :合格
正答率が8割越えという高得点で驚きました。
少なくとも10問くらいはあると思っていた採点対象外が2問しかなかったのは、漢検CBTのおかげでしょう。
受検した感想
息子はコンピューターを使って受検する、漢検CBT(Computer Based Testing)を選びました。
初めに30分くらい説明があるし、キーボードでの打ち込みやタブレットでのタッチペン使用は特に問題なかったようです。
受検後に感想を聞いたところ、自信満々。ほとんど分かったみたいです。

分からないのは数問だったから多分受かる。けど、けっこうCからも出た。
今後は出る度Cも重要になるのかな。※Cが何かは後述します。
漢検CBTは汚文字の味方

漢検CBTでは読み仮名はタイピングできるため、汚文字での減点がありません。
紙のテストではマークシートの問題も、漢検CBTではポチッと選択できるため、塗りが適当すぎたり、間違いを消すのに失敗したりでの減点がないのも嬉しい点です。
解答欄を拡大して書くこともできるため、いつもよりキレイに書けた気がするとのことでした。
そのおかげか、文字が汚すぎて採点対象外で表示が「ー」となったのは2問だけでした。
ただ、分からない問題が数問とのことだったのに、間違いは11問ありました。
漢検は知ってるかどうかが問われるため、5問くらいは文字が汚くて×になったのかもしれません。
採点対象外の2問があるのは「漢字と送りがな」「書き取り」であり、間違いもこの2分野に集中しているので汚文字で×の可能性大。。。
それでも、紙のテストよりは汚文字による×は少なかったと思われます。
使用したテキストは1冊
短時間で勉強するために、テキストは評判の良いこの一冊だけを使いました。
出る度順に前からABC(先ほどの息子のCというのは、この出る度Cのことでした)に分けられていて、最後までたどり着かなくても点数が取れるのも良いです。
意味も載っているため、分からないのを調べなくて済んで楽な点もお気に入りです。
漢検には13回分も!収録されている有名な過去問もありますが、漢検に限っては過去問を使うと効率が落ちるため、購入していません。
ダブりが多い過去問を何回分も解くより、出る可能性が高い漢字がまとめられたダブりがないテキストを完成させる方が手っ取り早く正答率を上げられるでしょう。
漢検3級の勉強にかけた期間は2ヶ月ほどでした。
正答率とテキストの完成度
過去問は公式で公開されている1回分だけ解きました。⇒公式へ
テキストの完成度(本人体感)が以下の時点で解いた過去問は、149点でした。
- 出る度A:9割
- 出る度B:5割
- 出る度C:0割
140点で合格なので、でる度Aがほぼ出来れば合格は本当のようです。
合格しそうなこともあったため受検予定を早め、夏休みの初めに申し込みました。
本番前にはテキストの完成度がこのくらいまで上がり、自信をもって臨めたようです。
- 出る度A:10割
- 出る度B:9割
- 出る度C:5割
このテキストの完成度で汚文字の息子は178点とれました。
漢検CBTの注意点
学校でPCを使っていますし、英検S-CBTを受けていたので、何もCBT対策はせずに受検しました。
ですが、実は紙の漢検と漢検CBTは違う点があったのですね。
誤字訂正が紙のテストでは誤った文字を指摘し、正しい文字を記載します。
それが、CBTでは正しい文字だけを書く形式だったようです。

問題文を2度読みしちゃった。
無事に解けたようですが、国語力が低い息子なので、ちゃんと問題を読まなければ誤字訂正は全問不正解もあり得ました。危なかったです。
あと、漢検CBTでは試験問題は持ち帰れず、問題の口外もできませんが、やり直す気がまるでない息子には特に関係なかったようです。
思ったより文字が汚いことによる減点が少なかったし息子も受けたがっているので、飛ばす予定だった準2級も漢検CBTで狙っていきます。
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