短期間の少ない勉強量で漢検に合格できたのは
- 出る問題がまとまったテキストを使い
- テスト中心の勉強法で
- できる限り書かなかった
のが大きいと思っています。
今回は後編です。前編はこちら。
あくまで短時間勉強の合格を目標にした勉強法なため、この学び方では級相当の真の実力がつかない!とのお叱りはご遠慮願います。
勉強する順番
テキストは前から順には利用せず、こんな順番で進めました。
- 読み←約5日 前編に書きました
- 書き←約25日 今回はココからです
- 四字熟語、熟語の構成、同音・同訓、送りがな、部首
- 対義語・類義語
- 誤字訂正←ほぼやらない
毎日の勉強に取り入れるのは書き取りのみ。
四字熟語、熟語の構成、同音・同訓、送りがなはご褒美チケットのクエスト制で自由にやりたいだけやりました。
対義語・類義語は他の分野を覚えてからの方が効率よいため、後半まで手を出しません。
そして、前編で話したアプリで覚えられる部首と、有効な対策にならない誤字訂正はちょこっとです。
ダブりの多い過去問を解いて覚えていくと時間がかかるため、過去問は使っていません。
うちで使ったのはこのシリーズ1冊だけです。
同じシリーズで漢検3級や4級などのテキストもあります。
書き取りに一番時間をかける
検定試験当日までほぼ毎日書き取りのテストをしています。
うちでは前編で書いた通り、テストを繰り返す勉強法で覚えていきます。
自分で丸付けると間違いに気づけないため、丸付けは私がしていました。
進め方
漢字も読みと同じようにテストから入りますが、書きは難しいので…
- 分かる問題だけテスト→正解したら□にチェック:1巡目
- 無印問題テスト→間違いに黄色マーカーを塗る:2巡目
- 黄色マーカー問題覚え直し:3~4巡目
- 黄色マーカー問題テスト→間違いに緑マーカーを塗る:5巡目
- 緑マーカー問題テスト→間違いにふせんを貼る:6巡目~
こんな感じにやっていました。
本当は書き取り問題も、1巡目からふせんを使って毎回正解するまでやりたかったのですが

当たるまでとかありえない!ぜってーやんねー!!
と言われてしまったので、毎回間違えた問題を覚え直したら終了です。
覚えるために唱えながら書く回数はそのときの息子の気分で0~3回でした。
回数を指定すると覚えるよりこなす作業になってしまうため

回数は何回でもいいから覚えるまで書いて
と伝えています。翌日に3分の1覚えてれば上々としています。
1~2巡目
出る度Aからこんな感じに周回しました。(6日目から書き取りの級の場合)
- 6日目:出る度A書き取り全てを分かる漢字のみ書きテスト
正解したら□にチェック - 7日目:無印のみ①~③テスト&分からなかった漢字を覚え直し
以降、間違いに黄色マーカーを塗る - 8日目:④~⑥テスト&①~⑥覚え直し
- 9日目:⑦~⑨テスト&④~⑨覚え直し
- 10日目:⑩~テスト&⑦~覚え直し
級によって出る度Aのページ数は異なるため、日数は多少前後すると思います。
3巡目~
出る度Aの書き取りを最後まで終わったら、①に戻って緑マーカーを塗り直すテストをしたいのですが。

全然覚えてない。次のマーカー塗りテストとか無理。
とのことだったので、前回の周回と全く同じ黄色マーカーを塗った問題を繰り返しました。
塗り直さないので問題数は減りませんし、1日あたりのこなすページ数は増やします。
- 11日目:黄色マーカー①~⑤テスト&覚え直し
- 12日目:黄色マーカー⑥~テスト&覚え直し
- 13日目:黄色マーカー①~⑤テスト&覚え直し
- 14日目:黄色マーカー⑥~テスト&覚え直し

もう覚えた。多くてヤダ。マーカー塗り直すテストしたい。
となったら、覚えた分を除外するために、間違いにマーカーを塗り直すテストです。
- 15日目:黄色マーカー①~⑤テスト
間違いに緑マーカーを塗って覚え直し - 16日目:黄色マーカー⑥~テスト
間違いに緑マーカーを塗って覚え直し
間違い3回目の印である緑マーカーになると数が減ります。
なので、覚え直すときに間違ったらふせんを貼って正解するまでテストしています。
あと、分量が少ない日は読みの緑マーカーを毎日のルーティンにプラスしたりもしていました。
ご褒美チケットのクエスト制
四字熟語、熟語の構成、同音・同訓、送りがな、部首は毎日の勉強には入れず、やったらご褒美チケットが貰えるクエスト制にしています。
クエストの時間はその日の勉強には入れず、今なら毎日1時間の勉強が終わった後に追加でやります。(読み&書き取りはその日の勉強内)
ご褒美チケットは1枚あたりゲームなら10分、外食時はドリンクバーとしても使えるなど、本人と話し合って価値を決めています。
クエストは少しずつ難易度をあげていき、四字熟語なら3回クリアごとに下のランクに変えていきます。
- 意味と熟語を3周唱えて1枚←書かない
- 意味を見て熟語が口頭で言えたら1周で1枚←書かない
- 見開き2ページ分穴埋めテスト&直しで1枚
- 黄色マーカー全ての穴埋めテスト&直しで1枚 etc.
その時の子どもの気分とやる気、ゲーム時間から逆算して使える時間などで変化させます。
なるべく書かなくて済むように進め、どうしても書く必要があるものは少しずつ。
同音・同訓や送りがなは見開き1ページテスト&直しで1枚とかにしています。
熟語の構成はこんな感じに最後まで1回も書きません。
- 意味と熟語を全て3周唱えて1枚←書かない
- 見開き2ページ分テスト&ふせん使って当たるまで直しで1枚
- 黄色マーカー全てのテスト&ふせん使って当たるまで直しで1枚
大体できるようになってきたら、部首+読みの緑マーカーテストで1枚とか組み合わせます。
1日でほぼ全ての分野をざっくり周回する日も多かったです。

ゲームしたいから追加クエスト出して
と言われることもあるため、出る度Bの全問読みテストで1枚。出る度Bの書き取りテスト見開き2ページで1枚とかも出しました。(どちらも間違いに黄色マーカーを塗る)
最後の難関「対義語・類義語」
時間がすごくかかる対義語・類義語は最後の難関です。
- 問題の熟語が読めない
- 問題の意味が分からない
- 答えが見つけられない
- 答えの漢字が書けない
これを全部クリアする必要があるからです。
ただ、他の分野に全く同じ熟語がそれなりに出ているため、意味を含め覚えてから手を付けることで少しは楽になります。
対類義語は意味が載っていないので、分からないものはスマホで調べて教えています。
漢検3級や漢検準2級はそこまでやりこまなくても合格点に達するため、ご褒美チケットで釣って音読周回、何となく書かせて見切りをつけています。
最低限の勉強で合格に
我が家流のテスト勉強法を最後まで読んでくださってありがとうございます。
一番時間をかけた出る度Aのやり方をざっくり書いてきました。
出る度Aをある程度こなしたら出る度Bにうつり、少し出る度Cをかじります。
出る度Cに手を付けつつ、まとまって時間がとれるときに、公式の過去問で実力テスト。⇒公式へ
合格点に達していたら本人と一緒に申し込み。(お金がかかってるんだぞ、手間もかかってるんだぞと分からせるため)
あとは通しで全問解かせてみて、マーカー塗り損ねたけれどわかっていなかった漢字の拾い上げをしたり、マーカーを塗ってある問題を周回したりしていました。
前編へのリンクも置いておきます。この記事がお役に立ち、合格の一助となれば嬉しいです。
実際に息子が1ヶ月の勉強で合格した漢検準2級についてはこちら。
漢検3級についてはこちら。
受検はパスしましたが、漢字の先取りを始めた漢検4級についても書いています。






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